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【作家・林真理子氏の提言】70代男性の真価が問われるのは飲み会「“二次会も来て”は真に受けない」「自慢・悪口・説教をしないは鉄則」

真価が問われるのは飲み会

 真価が問われるのは飲み会でしょう。私は一次会には参加しても、二次会には行かず、お金を置いて帰ることがほとんど。「二次会も来てください」と言われると、求められているように感じますが、真に受けないほうがよろしい。1、2万円を置いてさっと帰ります。

 こうしたお金の作法も大切。大勢の会食で「俺がまとめて払うから」と現金を集め、自分はカードで払うような人をさんざん見てきました。あれはカードのポイント欲しさにやってるんじゃないの、とか、あらぬ疑いを持たれます。

 私の場合、その場で皆さんに見えるように現金で支払い、皆さんに聞こえる声で「領収書が必要な方はいらっしゃいますか」と問いかけます。手を挙げた人には人数割りの金額が書かれた領収書を用意してもらう。もちろん私は領収書を受け取らない。これが真理子流。

 食事をごちそうになる時も毎回当然のように受けてはだめ。「自分の分は払わせてください」と伝えたり、年に一度か二度はこちらから招いたりします。同じ金額を返せなくても、「返そうとする姿勢」が大切なのです。

 あとね、飲み会では自慢話をしない、悪口を言わない、説教をしない。これは鉄則。今の70代だって若い頃にはそんな上司に散々悩まされてきたはず。「人のフリ」は見なくてはいけないのです。

 店員さんに対する振る舞いにも人間性が出ます。若い店員さんにクドクド言っている年配者を見かけることがあるけど、あれは本当にイタい。私はいかに腹に据えかねることがあっても、その場では大人しくしておいて、後日しかるべき広報室とかお客様センターに電話をして対処を促します。クレームは明るくさわやか、簡潔に。これが愛される高齢者になるために必要なことです。

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 関連記事では、コミュニケーションだけでなく、身だしなみや心構えを含めて、林真理子氏が提言する、70代を味わい尽くす知恵を紹介している。

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※週刊ポスト2026年7月10日号

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