財閥系への就職は業種によって大学ランキングにも差が出る(イメージ)
大学生からの就職希望では圧倒的な人気を誇る三菱・三井・住友三大財閥グループ企業だが、実際にはどの大学が強いのか。不動産業の大学別就職者数ランキングを見ると、商社と同様、東大や早慶が上位を占めている。一方、銀行のランキングでは、慶應義塾大学が圧倒的力を発揮している。また、損保のランキングを見ると、早慶に次いで関西学院大学がランクインしていることが特徴的だ。不動産、銀行、損保業界における大学別就職者数ランキングの中身について、東洋経済新報社編集委員の山川清弘氏が解説する。同氏の著書『教養としての三菱・三井・住友』より、一部抜粋して再構成。
【三菱地所、三井不動産、住友不動産】全国からまんべんなく採用
「三菱地所」「三井不動産」「住友不動産」大学別就職者数ランキング
不動産も学生の人気が高い業種ですね。こちらも早慶と東大が強いですが、商社と比べるとトップ10大学の合計人数がそこまで多くない一方で、全国の国立から私立まで、かなりバリエーションに富んでいる印象があります。
大手は大都市での大規模再開発などビッグプロジェクトに関わることも多く、「大規模な街づくりをしたいという学生は多いです」(大学通信の井沢秀・取締役)。慶應大学が優勢なのも、より大きな仕事をしたがる傾向を示しているのかもしれません。
全国の大学からまんべんなく採用しているのは、支店など営業を行うエリアが日本各地に広がっているからだと考えられます。3社とも全国型総合職採用なので全国へ転勤する可能性がありますが、逆に言えば自分の出身地で働くチャンスもあるということかもしれません。

