AI・半導体関連のイベントとして、今週は15日にASMLの決算発表、16日にTSMCの決算発表、14日の「SoftBank World 2026」における孫正義氏の特別講演などが挙げられる。とりわけ、半導体決算に関しては、先週のサムスン電子の動きからも極めてハードルが高い印象を受ける。過熱感を意識させるイベントとなりそうな雰囲気だ。中東情勢が再緊迫化した場合、米国の早期利上げ懸念が再燃する余地も大きい。今週には6月の消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)が発表されるほか、ウォーシュ連邦準備制度理事会(FRB)議長が下院、上院の委員会でそれぞれ証言を行う予定。ダウンサイドのリスク材料として警戒したい。
本日の引け後に安川電機<6506>が決算を発表、時間外取引では売りが先行しているもよう。第1四半期営業利益は85億円で前年同期比19.2%減、市場予想を大幅に下回り、想定外の2ケタ減益となっている。売上高は2ケタ増となったが、基幹システムの移行の影響、欧州の事業構造改革費用の計上などが響いたようだ。一方、受注高は前年同期比29%増と伸長、ロボットを中心に市場予想を上回ったとみられる。利益の下振れほどインパクトは強まらないとみられるが、上方修正の可能性なども指摘されていたため、他のFA関連銘柄やハイテク株などには逆風となりそうだ。
先週は国内で3-5月期の決算発表が多かったが、後半のAI・半導体関連株高の地合いの中で、ファーストリテ<9983>やキユーピー<2809>など極めてポジティブな反応が限られた銘柄が多くなった印象。再度資金シフトが強まった際は、見直し余地が広がる銘柄も多くなろう。なお、先週でETF分配金捻出のための売り需要は一巡したとみられ、需給は改善していこう。
今週にかけて、国内では15日に5月機械受注、5月第三次産業活動指数が発表される。なお、週内にも経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)の発表が見込まれる。
海外では、13日に米・6月財政収支、14日に中・6月貿易収支、米・5月対米証券投資、6月消費者物価指数、15日に中・4-6月期GDP、6月小売売上高、6月工業生産、6月都市部固定資産投資、欧・5月ユーロ圏鉱工業生産、米・6月生産者物価指数、7月NY連銀製造業景気指数、ベージュブック、16日に欧・5月ユーロ圏貿易収支、米・6月中古住宅販売成約指数、6月小売売上高、7月NY連銀ビジネスリーダーズサーベイ、7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、7月住宅市場指数、新規失業保険申請件数、17日に米・6月輸出入物価指数、6月住宅着工件数・建設許可件数、6月鉱工業生産・設備稼働率、7月ミシガン大学消費者マインド指数などが発表される。なお、14日と15日にはウォーシュFRB議長の委員会証言が予定されている。