中長期で取り組む「スイングトレード」には注意点も
FX(外国為替証拠金取引)といえば、デイトレードやスキャルピングを頭に思い浮かべる人もいるだろうが、数日から数週間ポジションを持ち続ける「スイングトレード」を実践する人もいる。頻繁にレートをチェックする必要がないなどメリットも多いように思えるが、「兼業トレーダーにとって致命的とも言える欠陥がある」と指摘するのは、FXで月利25か月連続プラスを達成している、グローバルリンクアドバイザーズのアナリスト・黒田雄士氏だ。中長期で行うFXの注意点とはなにか、黒田氏の会社員時代の経験談とともに紹介する。(黒田氏の新著『副業FX~定時上がりの指値トレード~』(ぱる出版)より一部抜粋して再構成)
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「サラリーマンにはスイングトレード」という幻想
私がFXを始めた当初、多くの入門書やネットの投資情報には、判で押したようにこう書かれていました。「時間のないサラリーマンには、日足や4 時間足を使ったゆったりとした『スイングトレード』がおすすめだ」と。
スイングトレードとは、一度エントリーしたら数日から数週間、時には数ヶ月にわたってポジションを保有し続け、大きなトレンドに乗って100pips(*)、200pipsという大きな利益を狙うスタイルのことです。
【*注:pips/変動幅を示す最小単位。1pips=0.01円】
当時の私は、「確かに日中は仕事があって頻繁にチャートを見られないから、自分にはスイングトレードが合っているに違いない」と、その言葉を完全に信じ切っていました。しかし、実際に自分のお金を投じてスイングトレードを実践してみると、そこには副業トレーダーにとって「致命的」とも言えるいくつもの欠陥が隠されていることに気づいたのです。
