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人生後半戦の“年齢の壁”を乗り越える

「75歳を過ぎて健康に過ごすために必要な備え」を医師が解説 転倒・骨折防止のために「まずは家の中を片付け」、検査結果には「一喜一憂しない」、熱中症対策も欠かせない

75歳で始める習慣24(その2)

75歳で始める習慣24(その2)

食べたいものを好きなだけ食べればいい

 年に1度の自治体健診については、検査結果に一喜一憂することは避けるべきだという。

「血圧やコレステロール値、血糖値を若い世代と同じように厳密に管理する必要はありません。50代、60代で血圧が140なら要注意ですが、75歳以上なら神経質にならなくていいケースもある。この年代の数値は個人差が大きく、季節や場所、体調などを総合的に診ることが必須です」

 薬との付き合い方も変わるタイミングだ。

「75歳からは代謝機能が低下し、薬の副作用が出やすくなるので、厳密に薬でコントロールしなくてもいい。漫然と飲み続けている薬は減らせる可能性があり、かかりつけ医と相談して減薬を検討しましょう」

 これからの季節は熱中症対策も欠かせない。歳を重ねると暑さ寒さに鈍感になるので温度計と湿度計を有効活用しよう。

「リビングや寝室などに温度計と湿度計を常備し、室温が上がっていれば早めにエアコンを使いましょう。温度計と湿度計は冬場にはヒートショック対策にも活用できます」

 食事は1日3食にこだわらず、基本的に食べたいものを好きなだけ食べればいい。ただし寝る前のカフェイン摂取は不眠や夜間頻尿の原因になるので控えるのが無難だ。

「他方で75歳を過ぎると長時間続けて眠れなくなります。これは生理的なもので心配することはなく、昼寝を含めて6時間眠れば十分でしょう」

 75歳からの過ごし方が、85歳以降の健康を左右する。

※週刊ポスト2026年7月24・31日号

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