渦中の社長は今何をしているのか(全東信の本社ビルに張り出された告示)
クレジット決済代行会社、全東信の突然の倒産が、大きな波紋を広げている。街ではカード決済が突然使えなくなって利用客に混乱が広がるとともに、店舗側には多額の未回収金が発生している。負債総額は1151億円に上り、年初来最大規模の破産となった。さらに、20年以上にわたる粉飾決済も発覚。渦中の全東信の社長は、今どうしているのか──。
社長の家から次々消えていった高級外車
全東信はコロナ禍の飲食店需要激減などで業績が悪化、その間に、競争環境もどんどん厳しくなっていった。
破産申立書では近年のスマホ決済の普及により競争が激化したことが倒産の原因として綴られている。加盟店の維持・獲得のために手数料率引き下げを余儀なくされ、それが収益のさらなる悪化を招いたというのだ。
全東信の本社ビルは閉鎖され、玄関扉のガラスには破産管財人による「告示」が張り出されていた。大阪市にある同社代表の自宅は、130坪の土地に建つタイル壁の豪華な2階建てだが、すべての窓にシャッターが下ろされ、表札も外されていた。
