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ライフ

「カメラを抱えて二軍・三軍の試合に足を運び…」プロ野球“今は無名”の若手選手を追いかける推し活女子たちの活動「育成選手の応援グッズを手作り」「古参になれる感覚」

公式グッズがほとんどない育成選手のために応援グッズを手作り

 埼玉県在住の大学生の女性・Bさん(20歳)は、まだ支配下登録されていない育成選手を追ううちに、自作グッズを作るまでのめり込むようになったという。

「家族全員、熱狂的な野球ファンです。私も子どもの頃から球場に家族と足を運んできましたが、大学生になってからは育成選手に注目するようになったんです。最初は現地で写真を撮るだけだったんですが、だんだん『推し活っぽく楽しみたい』と思うようになって、自作グッズを持参している人たちの真似をするようになりました。

 私は100均で材料を買って、手作りうちわを作ったり、アイロンプリントでトートバッグに背番号を入れたりしています。あと、最近はコンビニプリントが便利なので、それでグッズを作って、ファン同士で交換することもあります。育成選手の場合、公式グッズ展開がほとんどないので、自作するしかないんですよね」(Bさん)

チケットは安くても「やっぱり出費はかさみます」

 都内在住の主婦の女性・Cさん(50代)は、子育てが一段落した数年前から、大学生の娘とファーム観戦に通うようになったという。最初は、比較的近場の球場に出かける程度だったが、いまでは遠征することもある。

 彼女もまた、望遠レンズ付きのカメラを購入し、毎回持参している。

「最初はスマホで撮っていたんですが、周りの女性ファンたちが大きなカメラを持っていて、私も夫に相談して中古の望遠レンズを買ったんです。レンズだけで数万円して、ちょっと困りましたが、撮れた写真を見ると、やっぱりスマホとは全然違う。『買ってよかった~』とニヤニヤしますね。

 娘は男性アイドルのオタクなんですが、『育成選手もオーディションアイドルと似てる』と興味を示してくれています。最近は選手だけじゃなくて、ボールボーイの子が一生懸命動いているところまで撮るほど。試合全体というか、現場の空気ごと好きなんですよ」(Cさん)

 二軍や三軍の試合は、当然ながら一軍の試合よりチケット価格も安いし、なかには無料のこともある。だが一方で、「凝り始めると出費も増える」とCさんは苦笑する。

「チケットは安いとはいえ、やっぱり交通費から飲食代、遠征費用も含めて出費はある程度かさみますよね。ただ、それでも応援しがいがある。選手の成長を近くで見られるだけでなく、積極的に外に出るようになるので、健康的な趣味だと思います。現地で周囲のファンとの会話も弾みますし、手作りグッズを褒めあったりするのも楽しいです(笑)」(同前)

 今回、話を聞いた女性たちは、一軍の試合を応援するのも楽しいが、育成選手の応援にはまた違う魅力があると口を揃える。観客と選手の距離の近さだけでなく、彼らが成長していく過程を追いかけることが、その醍醐味となっているようだ。

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