閉じる ×
閉じるボタン
有料会員限定機能の「クリップ」で
お気に入りの記事を保存できます。
クリップした記事は「マイページ」に
一覧で表示されます。
マネーポストWEBプレミアムに
ご登録済みの方はこちら
小学館IDをお持ちでない方はこちら
投資
5分で分かる決算深読み
有料会員限定鍵アイコン
有料会員限定

【過去最高益予想でも大幅安】半導体製造装置大手・ディスコ、決算発表後の株価下落を生んだ“市場予想との乖離” AI需要拡大に伴う増益予想は本物か?その先行きを決算から読み解く

半導体製造装置大手・ディスコの先行きは(写真・時事通信フォト)

半導体製造装置大手・ディスコの先行きは(写真・時事通信フォト)

 半導体製造装置大手のディスコ(東証プライム・6146)が7月23日、2027年3月期第1四半期決算を発表した。純利益は前年同期比44%増となり、続く第2四半期予想(7~9月)も過去最高益を見込む。にもかかわらず、発表翌日の株価は一時14.4%安まで売られ、終値も12.3%安となり、その後も株価下落が続いている。第2四半期の純利益予想が、QUICKコンセンサスによる市場予想平均を約16%下回ったことが売り材料になったと報じられているが、実際の決算からは同社の置かれた状況と先行きをどう読めるのか。

最高益予想でも、なぜ株価は14.4%下がったのか

 7月23日に発表された今期第2四半期の純利益予想は395億7900万円で、前年同期比23.1%増。ディスコが開示する2000年度以降の四半期データでは、第2四半期として過去最高になる見込みだが、この会社予想は、事前の市場予想の473億円(QUICKコンセンサス)を下回った。

 ディスコは顧客の投資意欲が短期間で変わりやすいとして、通期の連結業績予想を開示していない。業績予想は1四半期先までを順次開示するスタイルのため、今回示された予想は初回開示であり、従来予想の下方修正ではない。くわえて、第1四半期実績はむしろ会社予想を上回った。売上高が7.7%、営業利益が16.7%上振れである。市場予想との差だけでなく、そうした点も注視していいだろう。

会社予想を上回った利益は、検収時期だけで説明できるのか

 今期第1四半期の売上高は前年同期比27.1%増の1143億800万円、営業利益は42.2%増の490億3300万円、純利益は44.0%増の342億2100万円だった。会社予想を上回った理由について、同社は機械製品の検収(発注側が納入品を確認・検査して受け取ること)が想定より進んだためと説明している。

 同社は機械製品を検収時に売上計上するため、検収の進み方によって出荷と売上計上の時期がずれる。第1四半期の上振れ分には、こうした時期の影響が含まれていると読める。

 ただし、前年同期比での増収増益までは、検収時期だけでは説明しきれない。出荷額そのものは1359億600万円と22.3%増えているからだ。同社によると、生成AI需要を背景にデータセンター投資が続き、AIの演算や制御を担う先端ロジック半導体や、複数のメモリーを積層して大量のデータを高速でやり取りするHBM向けの需要が高水準で推移した。半導体ウエハーを切断・研削・研磨する精密加工装置に加え、装置に使うブレードや砥石などの消耗品である精密加工ツールの出荷も高水準だった。

 では、第2四半期業績予想が市場予想を下回った背景に何があるのか。足元の需要や採算の減速まで示しているのだろうか。

※本記事の作成には一部、生成AIの技術を活用しています。

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。