思い切って手放すことも大切(イメージ)
必死に貯めた老後資金、思い出の品々、築いてきた人間関係……年を重ねるほどいろいろなものが増え、手放す気力は減っていく。でも、お金も人も、あの世には持っていけない。元気なうちに自分のために使い切り、時には手放す「ゼロ活」が、幸せな老後への第一歩だ。【前後編の後編】
ゼロに近づけたい「3つのいらないもの」
後悔のない老後にするためには「お金以外」もゼロに近づけることが大切だ。消費経済ジャーナリストの松崎のり子さんは、「【1】判断に迷うもの」「【2】大きくて重いもの」「【3】保有コストがかかるもの」の3つを挙げる。
「【1】の着物や趣味のコレクション、思い出の品など、自分でもどうしていいか判断に迷うものは、残して亡くなったら家族はなおさら迷います。売却したり、託したい人に譲ったりしましょう。写真や手紙、年賀状などは個人情報が関係するものなので、早めに自分で処分して」(松崎さん)
【2】の大型の家具や調理器具、家電、ピアノなどの楽器はかさばる上に捨てるのにもお金がかかるので、元気なうちに手放す方がいい。
「【3】会費がかかるクレジットカードやサブスクリプション、通販の定期購入、スポーツクラブ、ファンクラブなどは、亡くなったら家族が解約するまで引き落としが続きます。覚えているうちに解約しましょう」(プレ定年専門ファイナンシャルプランナーの三原由紀さん)
