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投資
メガ大家さん「不動産投資の極意」
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「最初に購入したアパートは半分が空室でした…」 総資産9億円・年間7000万円の家賃収入を得る不動産投資家・八木エミリー氏がそれでも譲らなかった一線

空室問題をどう解決したのか(イラスト:イメージマート)

空室問題をどう解決したのか(イラスト:イメージマート)

 うまくいけば“不労所得”が得られるというイメージのある「不動産投資」。ただ、成功した人に話を聞くと、苦労や失敗も少なくないという。25歳の時に不動産投資で資産を築くことを志した八木エミリー氏は、10年ほど経った現在は年間7000万円ほどの家賃収入を得ており、金融資産を含めた総資産は9億円に達している。ただ、 成功までの道のりは順風満帆とはいかず、特に初めて物件を購入した際はさまざまな試練があった。

証券会社で働くなかで芽生えた不動産投資への思い

 近年は都心部を中心に不動産価格が高騰し、そのことを背景に投資熱も高まっている。不動産投資に興味を持つ人にとって、八木氏が語るエピソードは参考となるはずだ。

 大学卒業後、地元・愛知県の証券会社の支店に勤務していた八木氏は、新人にして東海地方で営業成績ナンバー1となり、史上最年少でセミナー講師に抜擢されるなど早くからビジネスの才能の片鱗を見せていた。しかし証券会社で働くなかで、生まれ育った地元の衰退を目の当たりにし、胸を痛めていたという。

「私は愛知県の田舎町の出身なのですが、優秀な若い人たちはみんな名古屋や東京などに出てしまい、地元の企業は後継者問題に直面したり、廃業を余儀なくされていました。私は地元の力になりたいと強く思い、最初は市長になることを志したのです。しかし、社会に出て数年足らずの若い女性には難しいなと断念しました。そこで目先を変えて、投資家になろうと思ったんです。職業柄、資本の持つ力というのを見てきていたし、お金があれば幸せになれるわけではないけど、救っていけることはたくさんあるので。証券会社に勤めていると、個人で株式投資をするのは制限があるので、不動産投資を選択しました」(以下、「」内は八木氏のコメント)

5000万円の物件で大家になる半分が空室

 不動産投資を始めるにあたり、八木氏は専門知識を得るために本を100冊ほど読み込み、土日はすべてセミナーや講演会に足を運ぶなど、入念な準備を重ねた。

 当時の自己資金は250万円ほどしかなく、不動産を購入するには金融機関から融資を受ける必要があったが、20代の女性にとってそのハードルは非常に高かった。金融機関に片っぱしから電話をかけ、大半からはろくに相手にしてもらえなかったが、なんとか融資をしてくれる銀行が見つかったという。 

 そうして八木氏はフルローン(頭金なしで物件金額の全額を金融機関からの融資でまかなうこと)を組み、愛知県の郊外に建つ約5000万円の1棟アパートを購入。不動産投資家としての第一歩を踏み出したのだが、最初の段階から大きな壁が立ち塞がっていた。

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