「高利回り物件」にはどんなリスクがあるのか(写真:イメージマート)
近年の不動産価格の高騰はすさまじく、東京23区では中古マンションですら平均価格が1億2000万円を超えている。賃貸の家賃相場も上昇しており、今年1~3月の23区のマンション賃料は14四半期連続で過去最高値を更新した。 そうしたことを背景に不動産投資の熱も高まっている。ただ、すでに不動産投資で億超えの資産を築いた投資家は注意点もあると指摘した。
高利回り物件には「何かしら理由がある」
不動産サービス会社のシービーアールイーの発表によると、2025年の国内の不動産投資額は前年比31%増の6兆5210億円で過去最大となった。物価高によって家計が圧迫されるなか、資産形成のために不動産投資を始めてみようと考える人もいるだろう。
不動産投資において最も重要なのは物件選びだ。元手250万円から不動産投資を始め、10年ほどでキャッシュを含む総資産9億円を築いた八木エミリー氏に、物件を選ぶ際のポイントを聞いた。
オーナー募集中の投資物件のなかには「高利回り」が謳われているケースが多い。一見、魅力的だが、「利回りだけに着目して物件を選ぶのはやめたほうがいい」と八木氏は説く。
「高利回りの物件というのは、イコール購入価格が安いということなので、それには何かしら理由があると私は考えます。立地の悪さや部屋の瑕疵、入居者の問題などが購入後に出てくるケースも少なくありません。たとえば築年数が古くてボロボロの物件だったら、建物の修繕やリフォームの費用はオーナーが負担しなければなりませんし、入居者がつかなければ家賃を下げざるを得なくなるかもしれない。そうなると想定していた利回りにはなりませんよね。あまり利回りが高すぎる物件は注意が必要だと思います」(以下、「」内は八木氏のコメント)
