これまで手が回っていなかったAI・半導体以外の銘柄にも資金が循環すると株億さんは予測する(写真:イメージマート)
日経平均株価が今年6月に史上初の7万円超えに達したのは、キオクシアホールディングス(HD)をはじめAI・半導体関連銘柄の爆騰であり、その“主役”だったキオクシアHD株が急落すると日経平均も6万5000円割れとなる「キオクシア・ショック」に見舞われたことは記憶に新しい。ただ、「このままでは終わらない」と資産10億円超の兼業投資家である株億太郎さんは見る。
これから投資マネーが向かう先
株億さんは今後の相場の見通しについて、こう語る。
「キオクシアHDをはじめAIブームによる派手な値動きで株式市場は活性化し、投資家のすそ野が広がったことは間違いないでしょう。ただ、その爆騰ぶりはPER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)を無視したような上昇であり、バブルに沸いた割高な株はいったん調整するのもやむなしで、今後も上げ下げを繰り返しながら適正株価に収斂していくのではないかと考えています。
相場を牽引してきた銘柄が調整する過程では、当然、日経平均株価も一進一退の値動きが続き、6万1000円を割り込むこともあるかもしれません。ただ、これまでAI・半導体関連の値がさ株に資金が集中するあまり、手が回っていなかった銘柄は多く、それらに資金が循環することが予想されます。
何より『貯蓄から投資へ』という大きな流れがあるなかで、投資を始めようとする人にとって安心感を持てる資金の行き先は限られます。人にもよりますが、ビットコインをはじめ暗号資産(仮想通貨)は怖いでしょうし、FX(外国為替証拠金取引)もリスクが高い。不動産現物もまとまった元手が必要です。とはいえ、大きなリターンは期待したい。そう考えると、大勢が市場に参加していて身近に情報が取りやすい株式投資が1つの選択肢になるでしょう」
