ソフトバンクグループの株価低迷が続いている(AFP=時事)
日経平均株価への影響が大きいソフトバンクグループ(9984)の株価低迷が続いている。足元では5日・25日・75日・200日の主要な移動平均線がすべて下向きとなり、株価も全線を下回った。さらに、3700万株を超える信用買い残が戻り売り圧力となり、反発を阻む構図も鮮明だ。ここで投資家が「安くなったから」と押し目買いに動くのはありなのか。個人投資家・投資系YouTuberの森口亮さんによる、シリーズ「まるわかり市況分析」、森口さんがソフトバンクグループのチャートと需給から、今後の動向を読み解く。
日経平均株価に強い影響を与える主要銘柄の一つであるソフトバンクグループの株価低迷が続いています。
足元の相場では、半導体株やハイテク株を中心に調整色が強まる中、ソフトバンクグループの株価も大きく崩れる展開となっています。チャート分析の観点から見ると、これまでの上昇局面とは明らかに異なる「完全な下降トレンド」への転換を示唆するシグナルが点灯し始めています。
ソフトバンクグループ日足チャート。表示は200日移動平均線、基準は8月24日終値 TradingViewより
個人投資家が今知っておくべき、ソフトバンクグループ株の現状と今後の注意点について解説します。
移動平均線がすべて下向きに テクニカル的な悪化
株価のトレンドを判断する上で、最も基本的かつ重要な指標が移動平均線と株価の位置関係です。
直近のソフトバンクグループの株価チャートを確認すると、5日・25日・75日・200日移動平均線の主要な4本すべてが「下向き」に転じています。さらに、株価自体がこれらすべての移動平均線の下側に位置する「マイナス乖離」の状態に陥りました。
【プロフィール】
森口亮(もりぐち・まこと)/個人投資家、投資系YouTuber。1983年、埼玉県生まれ。元美容師。「Excelで決算数値を管理して、有望な成長株を中・長期的に狙う」という手法で資産を10倍に。その後も着実に資産を増やしている。著書に『1日5分の分析から月13万円を稼ぐExcel株投資』(KADOKAWA)がある。YouTube「毎日チャート分析ちゃんねる」やnote(https://note.com/morip)を日々更新中。

