約1000社の帳簿価額と時価を1社1社抜き出して記録
私が実際に上場企業1000社程度の賃貸等不動産の帳簿価額と時価を有価証券報告書から手作業で1社1社抜き出して記録し始めたのは、会社を辞めた2022年以降です。仕事を辞めて専業になったので、効果は乏しいにせよ、“仕事”として、そのぐらいはやらないと、と思って始めました。
実際にやってみたら10時間程度で完了できたので、会社員との兼業でもできないことはないと思います。また1度やってしまうと、毎年大きくは変化しないので、数年は使い続けられます。
今ではPythonを使って、その抽出作業を自動で代わりに行ってもらい、エクセルで時価総額に対して賃貸等不動産の含み益が多い企業をランキング化しています。
自慢できるようなことではありませんが、この賃貸等不動産の含み益を加味した銘柄の割安度の分析は、私が資産バリュー株投資を実践するうえでの、重要な判断材料の1つになっています。
シケモク投資家流「修正PBR」とは
資産バリュー株投資にとって最重要の株価指標「PBR」に賃貸等不動産の含み益が反映されていないのはおかしい!
そこで私は独自に「修正PBR」を計算して銘柄分析に使っています。
修正PBR=時価総額÷(BS上の純資産+賃貸等不動産の含み益×0.7)というのが、修正PBRの計算式です。
通常PBRは「株価÷1株当たりBPS」、発行済株式数を調べるのが面倒なときは「時価総額÷BS上の純資産」で計算します。正確には、「株価×(発行済株式数-自己株式数)÷(純資産-非支配株主持分など)」という式になります。
BS上の不動産は帳簿価額で計上されているため、分母に有価証券報告書に記載された賃貸等不動産の「含み益(時価-帳簿価額)」を加えたものが私の使っている「修正PBR」になります。
式の中の0.7は、不動産を売却して含み益が実現益となったときにかかる法人税約30%を引いた「税引き後含み益」で考えるための数値です。
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そんなシケモク投資家さんがいま注目する有望な銘柄は何か。関連記事で具体的な銘柄を挙げ、詳しく解説している。
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【詳しくは…】シケモク投資家さん厳選の“資産バリュー株”4銘柄 「今の株価は目標株価の半値ほど」誰もが知る大手企業の株が“激安”水準!
※シケモク投資家・著書『サラリーマンが株で4億円。FIREして今17億円』(KADOKAWA)を元に一部抜粋して再構成
【プロフィール】
シケモク投資家/投資歴25年の個人投資家。大手電機メーカーに勤務しながら2001年に始めた株式投資で2022年に資産4億円に到達したことを機にFIREを達成。「資産バリュー株投資」を実践して現在の資産は17億円超。2026年6月、著書『サラリーマンが株で4億円。FIREして今17億円』(KADOKAWA)を出版。
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