子ども用にクローゼットの収納を空けたいのに
出産を機に洋服の整理を思い立ち、フリマアプリを始めたという人もいる。会社員女性・Cさん(20代)は、子どものためにクローゼットの収納スペースを確保したいと、洋服の出品を始めた。
「出産を控えていることもあり、子どもの服やおむつを置く場所が必要になって、着なくなった服を売り始めました。洗うのが大変なブラウスや、子どもと出かけるときには着づらいスカート、重たいライダースやアウターなどが中心ですね。最初は、売れたお金で子どものものを買うつもりでした」(Cさん)
しかし、出品するなかで目に留まったのが、かつて買い逃してきたブランドの洋服だった。「もともとの服好きに火がついてしまった」というCさんは、結局、フリマアプリで自身の洋服を買うようになった。
「それまで、中古の洋服って買ったことがなかったんです。ただ、自分が出品をしているなかで、『これ去年買えなかったモデルのGジャンだ!』とか、『数年前に買い逃したコラボのダウンだ!』などと興奮してしまって……。
売上金の範囲なら無駄遣いではない気がしてくるんですよね。多少高くても『売上金がまだ1万円残っているし』と油断してしまう。子どものために服を減らして収納スペースを空けたかったのに、ただ新陳代謝しただけになっています」(同前)
出品や検索の手間が減れば、持ち物を整理したり、必要なものを探したりしやすくなる。ただ、趣味をやめる、暮らしを変えるといった節目に始めた整理整頓が、アプリの後押しによって別の消費につながることもある。お小遣い稼ぎのために始めたはずが、思わぬ浪費につながってしまうケースもあるようだ。