お小遣い稼ぎのために始めたはずが…(写真:イメージマート)
昨今のフリマアプリでは、写真から商品説明などの入力を支援するAI機能も導入されており、これまで以上に手軽に出品・落札が可能になっている。ユーザーにとって利便性は高まっている印象だが、「お金を稼ぐつもりが、買い物が増えて、ちっともお金が貯まらない」という嘆きの声も聞こえる。いったいどういうことなのか? 実際にフリマアプリを活用している人たちに話を聞いた。
“オタ卒”したのに、相場を調べているうちに再び購入
保険会社で働く会社員の女性・Aさん(30代)は、高校時代からアニメのキャラクターグッズを集める趣味を続けていたが、結婚を機に“オタ卒”したという。そこで、グッズをフリマアプリに出品し、整理を進めているというが──。
「アクリルスタンドや缶バッジが収納ケースにぎっしりあるんですよ。以前はちゃんとケースに飾ったり、バッジもカバンにつけたりしていたんですが、周りのオタク仲間も次々卒業しているので、だんだん熱も落ち着いてきました。
結婚を機に夫と一緒に住むことになり、部屋も狭くなるのでグッズを飾る機会もなく……。売ってお小遣いにしようと思って、去年からフリマアプリに出品するようになったんです。でも、商品の相場を調べるために検索をすると、『あ、これ欲しかったやつだ』と再び物欲に火がつくんですよ(笑)」(Aさん)
当時は手が出なかった商品が安く出品されていると、気持ちが揺らぐという。
「『これだけは欲しかったんだよな』と思うと、“オタ卒”したはずが、ついつい買ってしまいます。先日は、ずっと好きだったスポーツ系アニメの声優さんによるドラマCDをポチってしまいました。
自分が出品している商品が売れたか確認するためにアプリを開いたのに、気になる商品が表示されると見に行ってしまうんです。結局、整理整頓のためにアプリを活用しているはずが、少しずつ新しいグッズが増えてしまうという逆効果に……」(同前)
