売上金を“もらったポイント”として気軽に使ってしまう
お金を稼ぐために始めたフリマアプリでお金を使ってしまうというジレンマには、「わかる、わかる」と共感の声も集まる。
昨年、デビュー当時から応援してきた女性アイドルグループの推し活を卒業したという、IT系企業勤務の男性・Bさん(30代)。Bさんは、公式グッズのタオルやアパレルグッズ、うちわ、ペンライト、写真などを売ったお金を貯金し、「少しでも投資に回したい」と考えていたという。
「自分のライフステージの変化と、推しの卒業が重なったこともあり、長年続けていたアイドルオタクを卒業しました。ライブへの遠征代もグッズ代もかからなくなるし、オタ仲間との飲み会も少なくなるので、『よし、これからは貯めよう。NISAでもするか』と気合いを入れていたんです」(Bさん)
それまでフリマアプリはほとんど活用してこなかったというが、新たにフリマアプリに登録し、出品する日々がはじまったという。
売上を増やしていくことを目標としていたBさんだが、売上金が入ると「何か買えるものはないか?」と、逆に検索するのが日課になってしまったと語る。
「ありがたいことに、グッズは結構スムーズに売れていきます。ただ、売上金がアプリ内で『ポイント』として表示されるんですよね。そのポイントを銀行口座に振込する申請手続きをすると、手数料が取られてしまう。僕はケチなので、『手数料を取られるくらいなら、ポイントで必要なものを買った方が良いのではないか?』と思ってしまって……。
結局、現金化することを目指していたはずが、売上ポイントを活用するために商品を検索するようになったんです。ポイントとして表示されると、『お金』という感覚がなくなってしまう(笑)。推し活はやめたのですが、結局はお金の使い道が変わっただけで、支出は減っていないように思います」(同前)