放置車両にどう対処するか(写真:イメージマート)
豪雨による災害は様々なかたちで二次被害を引き起こす。たとえば大雨が原因で放置された自動車が生活に支障をきたすケースも。そうした車両にはどう対処すればよいのか。実際の法律相談に回答する形で弁護士の竹下正己氏が解説する。
【相談】
今夏、千葉県を襲った豪雨はすさまじく、幹線道路沿いの放置車両は撤去されましたが、山間にある私の家の前には2台の車が放置されたまま。そのうち持ち主が引き取りにくるだろうと思っているのですが、連絡もありません。この放置車両、どのくらいの期間を過ぎれば自治体に撤去の要請ができますか。
【回答】
千葉豪雨の被害は甚大で回復には時間を要し、山間に行政の手が及ぶのは遅れるはず。
『道路法』により、道路管理者は路上の違法放置物を持ち主が片付けない場合、自ら除去できます。ただし、それは一般交通に支障が及ばないよう道路を常時良好な状態に維持し、修繕する努力義務にとどまります。そのため住民には市などの道路管理者に放置車両撤去を請求する権利はないのですが、道路管理者は放置車両が原因で交通事故が起きると道路管理の瑕疵を問われるので、危険な物から順番に除去していくと思います。
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