「テクノロジー冷戦」時代をチャンスと捉える
桶井は日本・米国以外にも世界各国に投資してきた経験があります。中国に限らず韓国や欧州の企業もそうですが、米国市場に上場していないことは投資のハードルを上げます。また、投資に使う通貨の種類を増やすことは、投資効率を下げます。
投資においては分散も大切な視点ではありますが、通貨は日本円と米ドルのふたつにとどめることが理想です。
結局のところ、米中の半導体を巡る覇権争いは、「産業の死活」を決めるゼロサム戦争というより、グローバル市場におけるシェア競争と捉えるべきなのでしょう。
両陣営の競争が続く限り、半導体産業への注目と投資は衰えるどころか、一段と高まっていくでしょう。重要なのは冷静さを保ち、長期的な視点で技術動向と各国の戦略を見極めることです。過度な不安は不要であり、むしろこの「テクノロジー冷戦」時代をチャンスと捉え、確かな情報に基づいて有望企業を選別することが求められます。
半導体は今後も世界経済の成長を支える中核的な産業であり、適切なリスク管理さえ行えば、米中対立下でも十分に投資妙味のある分野であると断言できます。
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おけいどん氏がいま注目している成長期待大の銘柄は何か。関連記事で具体的な銘柄を挙げ、解説している。
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※桶井道、新川裕也・著書『3倍・5倍・10倍の神株が続出! 半導体株&AI株 投資大全』(すばる舎)を元に一部抜粋して再構成
個人投資家・おけいどん氏(イラスト:西田ヒロコ)、半導体商社・トナリズムを経営する新川裕也氏(右・写真)
【プロフィール】
桶井道(おけい・どん)/個人投資家(投資歴27年、資産2.7億円)・投資作家。1973年生まれ。世界の高配当株・増配株+半導体株・AI株を100銘柄以上持つ。2018年に半導体株の伸び代に気がつき、いち早くTSMCに投資。以降、「メガ潮流」と見て、半導体株・AI株を増やし続け、資産形成してきた。著書は『3倍・5倍・10倍の神株が続出! 半導体株&AI株 投資大全』(すばる舎)、『資産1.8億円+年間配当金(手取り)240万円を実現! おけいどん式「高配当株・増配株」ぐうたら投資大全』(PHP研究所)、『普通の人のための投資 いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』(東洋経済新報社)など合計7冊(このほか、台湾翻訳書1冊)。
Xアカウント:@okeydon
新川裕也(しんかわ・ゆうや)/トナリズム株式会社(半導体・電子部品商社)代表取締役。1987年生まれ。2018年に同社を創業、2023年に社員1人あたりの売上高で日本一の水準を達成。前職も外資系半導体商社の社員で、トップセールス&最年少マネージャーだった。合計10年以上、海外メーカー・顧客と向き合い、半導体とAIの現場を最前線で見てきた。アナリスト的な見解にとどまらず、ビジネスパーソン&経営者として、半導体とAIに対して「現場感」を持つ。個人投資家としてもエヌビディアなどに投資している。
Xアカウント:@tonarism2018
新刊『3倍・5倍・10倍の神株が続出! 半導体株&AI株 投資大全』(すばる舎)は、半導体株・AI株に投資する際に知っておきたい基礎知識や銘柄分析法などを盛り込んだ1冊。「本書は半導体・AIの歴史、技術、エコシステム、過去のAIブームとの違い、覇権争いなど業界を俯瞰してわかりやすく解説しています。その上で投資に落とし込む構成で、体系的に学べることが特長です。銘柄カタログは101銘柄を選び抜き、独自に分析、チャートやデータも掲載しています。私と新川裕也氏(半導体商社・トナリズム社長)による共著です」(おけいどん氏)
