どんな商品で有害物質が確認されているのか(写真/共同通信社)
中国発のネット通販が、破格の安さにより日本で利用者を急増させている。その代表格とされる「SHEIN(シーイン)」と「Temu(テム)」。だが、安さの裏で商品から基準値超えの有害物質が検出される事例が世界各国で相次いでいる。そうした商品が、消費者の健康に対してどのような影響を及ぼすのか――。
アクセサリーや子供向けの靴などから鉛やカドミウムが検出
韓国ソウル市は2024年8月、SHEINで販売された帽子から基準値の2倍超の発がん性物質・ホルムアルデヒドが検出されたと発表。また、Temuで販売されたサンダルの中敷きからは基準値の11倍を超える鉛が検出されたことも報告した。
今年9月には韓国政府が海外通販製品900点を調査し、189点で安全基準を違反していたことを発表。違反事例のうち94点はSHEINとTemuで販売された商品だった。
英国では、9月30日にSHEINの木製子供用玩具のリコールと回収が発表された。木製ブロック内の砂に、健康被害があるアスベスト(石綿)が混入していたという。
韓国の公正取引委員会が運営するポータルサイト『消費者24』の公開データから、2024~2026年に中央行政機関が調査し危険性を指摘したSHEINとTemuの商品の35品目・383件をリスト化したところ、子供服や「ペット用」消臭剤など、家族の健康に直結する製品も含まれ、基準値の5680倍の有害物質を含有する商品も確認された。
