アンソロピックのIPOがソフトバンクグループの株価にどう影響するか(孫正義氏。EPA=時事)
AI開発の米アンソロピックが新規株式公開(IPO)に向けて公表した目論見書で、AIインフラに関する巨額の契約が明らかになった。契約上確定している支払い義務は約4170億ドル(約65兆円)、追加の半導体調達などを含めると、その規模は130兆円にも上るという。巨額投資の恩恵は、アンソロピックと直接提携する日本企業だけでなく、半導体や電力インフラ関連企業にも波及する可能性がある。中でも、株価上昇期待の日本株にはどのようなものがあるのか。個人投資家、経済アナリストの古賀真人氏が解説する。
目次
巨額AI投資の恩恵を受ける日本株は
10月26日に米アンソロピックが公表した上場目論見書(S-1)は、AI市場の驚異的な成長と巨額のインフラ投資を明らかにした。2026年4~6月期の売上高は前年同期比1368%増。IPOによる調達額は最大1000億ドル(約15兆7000億円)に達し、史上最大の上場となる可能性がある。
アンソロピックのAIインフラ契約が「130兆円規模」とされるなか、その巨額投資は日本企業にどのような影響を与えるのか。日本株への波及を「提携組」「インフラ組」「オープンAI陣営」の3つのジャンルに分けて整理して、具体的な銘柄を挙げながら解説したい。
注目の日本株【1】提携組:システムインテグレーターと金融グループ
NEC(6701)は4月23日、日本企業として初めてアンソロピックのグローバルパートナーとなった。
