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ミニカーから遺品整理まで リタイア世代が手がける「転売ビジネス」の現状

リタイア世代が手がける転売ビジネスの現状は

リタイア世代が手がける転売ビジネスの現状は

 年金の給付水準がどんどん引き下げられる環境下、事前に描いていた老後の生活設計が崩壊し、高齢者も働き続けなければ生活が立ちいかなくなる時代が到来しつつある。既に辛いうえに長時間にわたって働かなければならないような働き方を強いられる人たちは増えているが、そのなかで自分の好きなことをやって稼いでいる人たちがいる――。

 トミカなどのミニカーのコクレターは多い。メルカリやヤフオク!などのオークション・サイトでもミニカーが頻繁に売りに出されている。ミニカーの収集歴30年というA氏が語る。

「ネットオークションには、おそらく昔にトミーの株主優待でもらってそのままになっていたような、レアな“お宝”トミカが出品されることが稀ではない。しかも、その本当の“価値”をわからずに、コレクターから見れば驚くほど安い値付けで出品されるケースが少なくないのです。

 私は既に定年退職しているので、自由な時間が持て余すほどある。そこで、毎日頻繁にメルカリなどをチェックしてお宝ミニカーを他人より先に見つけて落札し、それをまたネットオークションに出品して高値で転売しています。それだけで、結構な小遣い稼ぎになるのです」

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