中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

社会人ならOB訪問に来た就活生におごるべきなのか?

就職活動時の出費を気にするのは学生だけじゃない?

 社会人と大学生が一緒に飲んだ場合、支払いはどうするべきか――。社会人が全額支払うケースは多いだろうが、OB訪問の時期になるとモヤモヤする社会人もいるという。ちなみに2016年マイナビ調査では、OB・OG訪問時の飲食代について、72.0%が「社会人の奢り」だったと回答している。

 人気企業勤務の場合、続々とOB訪問の依頼が入り、「なんでオレが時間作ってやって有益な情報を教えてやっているのにカネまで払わなくてはいけないんだ……」と思うこともあるかもしれない。特に若手サラリーマンでまだ給料もそれほど高くない場合は、そう思うのも仕方がないだろう。これについてどう折り合いをつければいいか。学生と会う機会が「平均よりは多い」というネットニュース編集者の中川淳一郎氏はこう考える。

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 確かに入社1~3年目の人気企業の社員は厳しいですよね。OB訪問を多数受ける人ってのは親切な人が多いわけで、「ケッ、忙しいんだよ!」「学生と会っても何にも得はしねぇだろ」みたいなことを思う人が拒否をする中、学生の間でも「○○さんは優しいよ。会ってくれるよ」といった噂が広がり、その人にOB訪問の依頼が集中します。

 実際その○○さんはOB訪問を受けるのが好きだから受けるといった面はあるでしょう。しかし、会社から経費が出るわけでもなく、毎回自腹でカネを出すとなれば別の話です。喫茶店で会う場合であれば2人合わせて1000円はするし、時には3人もの学生が一気にやってきてファミレスで食事をしながら、ということもある。となれば4000円は使ってしまうことになります。

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