中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

社会人ならOB訪問に来た就活生におごるべきなのか?

 OB訪問に使う金額が数か月にわたって毎月1万円、みたいなこともあるわけで、その学生が見事その会社に入社してその後も長い付き合いが生まれればまだしも、ほとんどの学生は内定を取ることはない上に、その後会うこともなくなります。

「あの4万円があれば2泊3日のツアー旅行に行けたのに……」なんて思ってしまうこともあるでしょうが、この4万円と使った時間は「あなたとあなたの会社の評判を悪くしないために必要なカネ」と思った方が割り切れます。というのも、社会人と会う場合の学生のマインドは「まさか学生に対して支払わせることはないよね?」ということで固まっているからです。

 よく雑誌の「ダメ男の見抜き方 丸の内イケイケOL座談会」みたいな企画に登場する女性陣は、こんなやり取りをしています。

A子:ねぇねぇ、ドン引きする男の行動ってある?
B子:こっちにも払わせようとする男。
全員:わかるぅ~。
C子:イケメンでまた会いたい人だったらまぁ、端数ぐらいは出してもいいけど、割り勘なんて言われた日にはね……。
全員:ありえな~い。
A子:次は絶対ないよね(笑)

 多分にデフォルメしているところはあるでしょうが、「デート代金は男が払う」という定説は現代でもそれほど崩れてはいない面があります。A子が言うように「次は絶対ないよね(笑)」になり、その男による「女性に支払いを求めた」という行為がこうして座談会でネタにされてしまうのです。LINEなどで実名を挙げてその情報が共有されてしまう恐れもあります。

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