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40代男性「子どもを地元の野球チームに入れたら人生変わった」

 いざやり始めると、中途半端が嫌いなHさんは、体力づくりのためにマラソンを始め、通勤時間には野球のコーチングの本を読み、土曜の練習、日曜の試合にはべったり帯同。気がつけばあっという間にヘッドコーチになっていたという。しかし、そのことはHさんやH家にとって良いことづくめだったそうだ。

「もともと私は、仕事関係の友人、学生時代の友人しか交友がなく、マンションは言わば“寝るだけ”の場所。近所付き合いなど煩わしいものだと思っていました。けれども少年野球を通じて知り合った人はみな近所の人なので、そういった人たちがやっているお店に行ったり、彼らが知っている地元のラーメン屋や飲み屋に行ったり、地元の公園でバーベキューをしたり、一緒に海水浴に行ったり、すっかりライフスタイルが地元志向になりました。大げさに言えば、人生が変わりました。

 思えば、仕事関係の友人は、仕事を辞めれば途切れてしまうでしょうし、学生時代の友人はバラバラの所に住んでいてなかなか会えません。その点、地元の友人は、会おうと思えばすく会えますから、これからも大切にしていきたいです」

 すでにHさんの子どもは高校生になり、とっくに少年野球チームを卒業しているが、Hさんは今でもチームのヘッドコーチを務めているのだそう。入りたての頃に教えた子はすでに大学生になっており、駅前でばったり会って、そのまま飲みに行ったこともあるとのことで、子どもたちが成長していく姿を見るのが生きがいになっているそうだ。

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