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段ボール箱を開ける際に活躍するハサミが大売れ その開発秘話

 ここで、ハサミを他人に渡すときの持ち方を思い出してほしい。自分が刃の方を持ち、相手にハンドル部分を向けて渡すようにと教わった人がほとんどだろう。「スイッチ一つで固定できれば、利便性はいいが、つねに刃が出た状態になり、受け渡しの際にけがをする恐れがある」。開発チームは、安全性を最優先として、設計を一から見直すことにした。あらためての見直しは大変なものだったが、徹底した品質試験を繰り返すなかで、開梱のしやすい刃先の刃付けや、持ちやすいハンドルのデザインも取り入れることができたという。

 2017年8月、“刃を閉じたままカッターのように引いて切れるハサミ”として発売されるや否や、「たしかに最近、通販利用で段ボールがよく届く!」「開梱にハサミを使っちゃう!」といった、“あるあるシーン”に共感したユーザーの支持を得た。次第に「これは新しい、おもしろい」と口コミも広まり、同年12月末までの販売目標数を11月末時点で達成するなど、売れ行きは好調だ。

 構想から約2年半、利便性と安全性、2つのこだわりを多く詰め込んだ『ハコアケ』があれば、通販ライフがより楽しいものになりそうだ。

※女性セブン2018年2月22日号

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