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必要ないものを衝動買いしてしまうのはなぜ? 脳神経外科医が解説

女性に多い「共感脳」に訴えるハロー効果

『そのお金のムダづかい、やめられます』(文響社)著者で脳神経外科医・菅原道仁先生が解説する。

「『女優が愛用』、『ランキング1位』といった見出しに影響されて、自分に必要かどうかをよく考えずに買ってしまうことを『ハロー効果』といいます。女性は共感しやすいので、人からの影響をより受けやすい。友達の『この服かわいいよ』という言葉に、『そうだね』と同意するうちに“いいかも”と思考が書き換えられてしまう。でも実際は自分の好みと違うので、後で後悔することになるんです。

 また、行動や思考を強制されると反発したくなる人間の心理(心理的リアクタンス)を利用したのが『限定○個』『今日だけ!』と制限する謳い文句や、閉店セール。今を逃すと買えないかもしれない、この機会を逃したら損するかもしれないと思うと、“買えないのはイヤだ”と思ってしまうのです。もともと買おうと思っていた品物でないならすすめられても触れない、試さないこと。ネットショッピング同様、一度時間を置いて必要かどうか考えましょう」

 ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんはこうアドバイスする。

「とても古典的な方法ではありますが、まずは一度『本当に必要かどうか』を考えましょう。時間を置くと、要らないなと思うどころか、買おうと思ったことすら忘れてしまうこともあります」

※女性セブン2018年4月26日号

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