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家計

考え方はダイエットと同じ 日々のやりくり費節約を長続きさせるコツ

日々のやりくり費の節約を長続きさせるコツは?

 お金持ちへの第一歩は「お金を貯めること」であるのはいうまでもない。では、どうすれば無理なく貯めることができるのか。ファイナンシャル・プランナーの藤川太氏(家計の見直し相談センター・代表)は、「収入の1割は最初からなかったものとして家計をやりくりすれば、お金が貯まる仕組みが構築されていく」という。その具体的方法について、藤川氏が解説する。

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 収入から1割を貯蓄に回し、その分を減らしたなかで生活することは、習慣化さえできれば苦もなくできるようになります。しかし、実際にはそこに至るまでの意識改革ができない人が少なくありません。

 家計の支出は大きく「固定費」と「やりくり費」に分かれます。前者は住居費(住宅ローン、家賃)や保険料、水道光熱費、通信費など毎月銀行口座などから決まって引き落とされるもので、後者は食費や被服費、趣味・娯楽費、小遣いといった主に財布から日常支払う支出を指します。

 節約というと、まず食費を削ったり洋服を買わないようにしたりするとか、小遣いを減らすとか、やりくり費のカットが真っ先に思いつくかもしれませんが、それを続けると日常生活に閉塞感が増して、「つらい、苦しい」といった気持ちも膨らんでしまう。そんな心の痛みを伴うよりも効果的なのはやはり「固定費」の削減であり、まずそこから手をつけるべきでしょう。

 そもそも身の丈に合っている家に住んでいるのか、生命保険を見直す余地はないのか、などと検討してみる。そして今や固定費のなかでも負担が増えている携帯電話などの通信費をどうするか。料金プランの見直しや格安SIMへの変更なども考えてみる。手続きが面倒でついつい後回しになりがちですが、固定費の削減は一度実行すると効果が大きく、しかもその効果がずっと続くので非常に有効です。

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