投資

米朝首脳会談、米国の自動車輸入制限がドル円相場に与える影響

どちらも重要な中間選挙対策

 もう一つの重大なニュースである「自動車・自動車部品に関する輸入制限」に関しては、「ドル売り円買いの材料」と考える。

「自動車・自動車部品」に関しては、現時点では検討を行っている段階だが、今後実施する可能性は高い、と判断している。

 それは、トランプ大統領の行動パターンからの判断だ。トランプ大統領は、その政策の良し悪しは別にして、公言したことのほとんどを実行している。そのことを踏まえると、「自動車・自動車部品に関する輸入制限」はタイミングを計って実施される、と考えるのが妥当だ。

 トランプ大統領にとっては、「米朝首脳会談」も「自動車・自動車部品に関する輸入制限」も、それぞれが重要な中間選挙対策であろう。トランプ大統領が中間選挙を是が非にも勝ちたいと考えていることは、その言動から明らかだ。だから、トランプ大統領が「米朝首脳会談」での成果を得るために、強い姿勢で臨むことは想像がつく。

 また、「自動車・自動車部品に関する輸入制限」に関しては、世界各国から反対の声が上がっているが、中間選挙に向けて実施するタイミングを計っているところ、と推測している。

(2018年5月29日東京時間17:30記述)

◆松田哲(まつだ・さとし):三菱信託銀行、フランス・パリバ銀行、クレディ・スイス銀行などを経て、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。現在は松田トラスト&インベストメント代表取締役として外国為替や投資全般のコンサルティング業務を行っている。HPは「松田哲のFXディーラー物語」(http://matsudasatoshi.com/)。メールマガジン「松田哲の独断と偏見の為替相場」も発信中。

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