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カリスマトレーダー池辺雪子 億の極意

トルコ大統領選に向けて億トレーダーが意識している4つの材料

トルコ大統領選のトルコリラへの影響は(イスタンブール)

 6月24日、トルコで大統領選が実施される。トルコリラに投資しているFX(外国為替証拠金取引)トレーダーの多くが、その行方を注視していることだろう。今回は、カリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが、トルコリラ円相場に関して、自身が意識している4つの材料を紹介する。

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 資金は金利の高い通貨に流れる傾向にあります。だからこそトルコ中央銀行は懸命に金利を上げる政策を採用しているわけですが、同様にアメリカも金利を少しずつ上げています。

 ドルとトルコリラの関係を考えると、両国の金利差があまり広がらない状況にあるため、ドルに対してトルコリラがどんどん買われるという状況にはなっていません。

 5月にはエルドアン現大統領による「6月の大統領選で勝利したら金利を下げる」との発言を契機に、トルコリラは大きく売られることになりましたが、6月24日に大統領選を控えた今、「トルコリラはまだまだ売られるのではないか」と心配されているトレーダーも少なくないかもしれません。

 そこで今回はそのような心配をされているトレーダー向けに、トルコリラ円相場に関する私の考えを共有させていただきます。

 まずはファンダメンタルズ分析の観点から、2つ解説いたします。

 現在トルコ中央銀行は、大統領の意向を優先せずに利上げを行っています。ですから私としては「エルドアン大統領が再選されても、他の候補者が大統領に選ばれたとしても、そこまで状況が大きく変わることはないのではないか」と考えています。

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