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今の日本に「自動運転車」は存在するのか?

ふだん高速道路を使わない人には無縁?

 2018年上半期の新車販売台数ランキングは、1位「N-BOX」(ホンダ)、2位「スペーシア」(スズキ)、そして3位「ムーヴ」(ダイハツ)と、軽自動車がトップ3を独占している。とくに「スペーシア」は、20か月連続で販売台数を伸ばしており、今年6月の販売台数は、前年同月比でなんと53.6%増という快進撃だ。

「弊社では、軽自動車だけでなく普通車も製造販売しておりますし、これまでもこれからも、自動運転技術の研究開発は重要課題ではあります。

 しかしながら、『スペーシア』を購入いただいているのは高齢のご夫婦や子育て世代のファミリーが中心で、日常の生活の一部として使用されるケースが多いのです。

 日常の“足”として、仕事や買い物、通院などに運転しやすく快適であること。衝突被害軽減ブレーキや、後退時のブレーキサポートなど、先進安全技術を装備して安心であること。そしてもちろん、低燃費や自動車税などの経済性も大きな魅力です。

 先進技術の重要性は認識しております。その中で、お客様のニーズをとらえながら、いちばん身近でお求めやすい商品をお届けできればと考えております」(スズキ広報部、東京広報課係長・小林大祐さん)

 軽自動車の利用者や、ふだん高速道路をあまり利用しない人にとって「自動運転」は、あまり実感のわかない“SF映画”の話かもしれない。

※女性セブン2018年8月16日号

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