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日焼けサロンのバイト失敗談 「色黒になれ」指令で肌が真っ赤に

日焼けサロンのバイトが長続きしなかった理由とは?(イメージ。写真:アフロ)

「ギャラより高い交通費」は当たり前。芸事ではなかなか生活ができない芸人の多くは、やむなくアルバイト生活を強いられる。それでもただ働くだけではもったいないと、少しでも面白そうなアルバイトを選ぶのも芸人の常だ。

 一輪車パフォーマーのベン山形(43)は、日焼けサロン、ショーパブ、オカマバー、SMバー、猫カフェ、バーレスクなど、とにかくネタになりそうなアルバイトをしてきたという。今回は、日焼けサロンでのアルバイト時代のエピソードを聞いた。

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 10年前に山形から上京してきたベン。自分のおとなしそうな見た目と日焼けサロンとのギャップが面白いと思って、面接を受けました。志望理由やルックスについては特に何も聞かれず、即採用。20時~翌6時という時間帯で、時給は1000円、仕事内容はレジ業務と来店客への応対、使用後の室内の簡単な清掃というものです。

 働いてよかったと思う点は、今まで出会ったことのない人種に出会えたことです。店長は33歳のギャル男で、肌はもちろん真っ黒、脱色した髪は肩までのロングヘアー。ダメージで髪も肌もパサパサで、2枚目でもブサイクでもなく、サーフショップの疲れた店長のような感じでしたが、よく見るとまるでおじいさん。黒のスリムパンツ、黒のシャツ、黒のつま先の尖ったブーツ、黒のジャケットと、とにかく全身黒でした。たくさんではありませんが安っぽいシルバーのピアス、ネックレス、指輪をいつもつけていました。

 彼は、肌を焼く理由はモテるためで、『一人でも多くの女性に出会うことが生きがい』だと話していました。実際、肌というよりもマメそうで優しいので、女性関係は豊富そうでした。当時は10代の女性と同居していたと思います。

 お客さんで多かったのは、セレブファッション風の業界人のような方、ギャルといった人たちのほか、普通のサラリーマンもいました。全体に男性は年齢層が高かったです。何人か、芸能人も来店されました。

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