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死亡事故も発生、定年後バイトの怖すぎる体験談

除草作業中の事故は頻発しているという

 人生100年時代、年金や退職金の備えだけでは不安だからとアルバイトに精を出すシニアも多いが、実は「事故」も多く起きている。シルバー人材センター(2018年3月末時点で会員約71万人)によると、2017年度に起きた事故件数は5701件(死亡事故含む)。最も多い事故は「転倒」(1783件、うち死亡3件)で、以下「蜂、犬、蛇等に刺される、噛まれる」(956件、うち死亡1件)、「墜落、転落」(928件、うち死亡12件)、「交通事故」(471件、うち死亡7件)、「切れ、こすれ」(424件)と続く。

 職業分類別の就業者数の割合は、「運搬・清掃・包装など(屋内外清掃、除草、カート整理など)」が51%で1位。「サービス(建物管理、広報配布、福祉・家事援助など)」が29%で次に続く。

 実際に事故が発生するのも「除草」作業中が多いという。

 昨年7月には、2人1組での除草作業中に死亡事故が起きた。集めた草を軽トラックに積み込み、1人が荷台に乗ったまま、もう1人が車を急発進させると、荷台上にいた78歳の男性が勢いで車外に投げ出され、転落死した。

「まさか草刈りの最中にあんな目に遭うとは思いませんでした」と顔を引きつらせるのは千葉県在住のA氏(72)。

 小遣い稼ぎに始めた除草バイト中のことだ。

「ゴルフ場跡地を整備するため、草刈りが必要とのことでした。山中の景色の良い場所での簡単な作業だと気楽にやっていたら、ある時、除草中に妙な気配を感じたんです」(A氏)

 作業を中断したA氏の目に飛び込んだのは、ソフトボール大のハチの巣だった。

「縄張りを荒らされ臨戦態勢のハチに何か所も刺されてハチ恐怖症になりました。同じバイトをした同年代の男性は作業中にヘビに噛まれたそうです」(A氏)

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