カリスマトレーダー池辺雪子 億の極意

人気のマレーシア移住 物価面でのメリットは希薄化か

マレーシアの銀行で口座を持つメリット

 ただ、そうは言っても人気がある国であることには違いありませんから、「老後はマレーシアでのんびり暮らしたい」と思っている方もいらっしゃるでしょう。

 そこでマレーシアに関する情報をいくつかお伝えいたします。

 移住するとなると、やはり気になるのは医療のことだと思いますが、マレーシアには、1つ日本に無いシステムがあります。ドクターを自分で選ぶことができるシステムです。

 日本の場合、病院に行ってドクターを選べるようなシステムはありませんが、マレーシアの病院に行くとドクターの顔写真がそのドクターのプロフィールとともに公開されていて気に入ったドクターを指名することができます。

 患者さんにとって1つのメリットと言えるでしょう。

 とはいえ、マレーシアはマレー語と英語の国ですから、英語が苦手な方は困るかもしれません。身体のことで困ったことがあった時に日本語で相談できる方がやっぱりラクですよね。

 ただ、クアラルンプールにはイオンなどのスーパーもあり、日本の食べ物も比較的手に入りやすいので、その点は暮らしやすさにつながります。

 また、クアラルンプールに「日本人会館」があり、剣道や柔道などの武道や日本舞踊、琴などありとあらゆる日本文化のお稽古事の教室が用意されているので、お稽古事を通じて日本を感じることもできるでしょう。

 ちなみに、マレーシアの銀行にて口座を開設してお金を預けると現時点で金利が約3%つきます。現地に住まなくてもマレーシアのMM2Hと呼ばれる10年ビザを取得すると現地の銀行で口座を開設することができるようになります。

 もちろん、為替変動のリスクは無視できませんし、ビザ取得のための経済的な条件もありますが、日本の銀行に預けておいてもほぼ金利がつかない状況に比べると断然有利であることは間違いありません。

 今回の記事を通じて、マレーシアがどのような国なのか、少しでも身近に感じていただけていれば嬉しく思います。

【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/)。

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