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格安スマホにも短所あり 大手キャリアのまま料金を抑える選択肢も

格安スマホもメリットばかりではない?

格安スマホもメリットばかりではない?

 通信費がバカにならない携帯電話。家族4人で1台ずつ使ったら、月々の支払いが数万円に達することも。日本の携帯電話料金は先進国平均の2倍ほどもあり、携帯電話会社の競争が進めば、もっと安くなるという。そんな中、注目を集めているのが「格安スマホ」だ。

 格安スマホとは、料金の安い「SIMカード(スマホ本体に差し込む契約情報が入ったカード)」を使ったスマホのこと。楽天モバイルやマイネオ(mineo)などの「格安スマホ会社」からSIMカードを購入し、所有しているiPhoneやアンドロイドなどのスマホ本体に挿入して使う。大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンクの3社)より圧倒的に料金が安いのがメリットだ。

 携帯電話を格安スマホに換えれば、月3000~4000円、4人家族全員が換えれば1万円強は節約できるという。安さが魅力の格安スマホだが、その一方でデメリットもある。携帯電話に詳しいライターの佐野正弘さんが指摘する。

「まず、格安スマホに換えたら、キャリアが提供しているメールが使えなくなります。大手キャリアでは、多くのニーズに応えるため、長時間の通話かけ放題サービスが充実していますが、格安スマホには少ない。長時間電話する人は向いていません。また、大手キャリアの回線を借りているため、アクセスが集中する昼と夕方は、通信速度が低下しやすいというデメリットもあります」

 だが、遅くなるのはデータ通信の話で、音声通話がつながらないということはない。通信可能エリアも大手キャリアと全く同じだ。

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