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家計

“貯蓄ゼロ世帯”のサバイバル術 カギは「パート」「保険」「埋蔵金」

放置したままの「休眠口座」は意外とあるもの

放置したままの「休眠口座」は意外とあるもの

「家のローンの返済や子供の大学費用など、人生の大きな出費を何とか乗り切ったものの、口座の残高は底をついてしまった…」そんな悩みを持つ家庭は意外に多い。金融広報中央委員会によると、2人以上世帯で「貯金ゼロ」という世帯は50代が17.4%、60代では22%にのぼる。

 老後に向けて貯金を始めたくても、定年間近の夫の給料は減るばかり。こんな人はどう老後資金を作ればよいか。金融ジャーナリストの鈴木雅光さんが話す。

「まずは、妻が専業主婦なら、パートに出て働くのが先決です。年間100万円も稼げれば、10年で1000万円貯められます」(鈴木さん・以下同)

 次に検討したいのが生命保険の見直し。

「実は保険は、『人生で家の次に高い買い物』といわれています。長年何となく払ってきた人も、子供が独立しているなら保険で備える必要はありません。夫や自分が死んだ後に子供に財産を残してやるよりも、生きている間に迷惑をかけないことの方が大切です」

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