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料理の味が変わる、字が汚くなる… 徐々に出てきた母の認知症サイン

漢字が書けずにひらがなで書くことも増えた

 ユリコさんはよく、買うものなどをメモした紙を冷蔵庫に貼っていたが、その字が徐々に汚くなっていったことにも気づいた。書き間違いや、漢字が書けずにひらがなで書くことも多くなっていった。ハナさんによれば、認知症になると空間認知能力にも変化が起こるため、字のバランスがとれなくなり、字が書けなくなることもあるという。

 数年をかけて少しずつ、ユリコさんの言動のおかしさに気がついていったハナさん。次回は、ハナさんが「もしかしたら認知症なのかも……」と思った決定打と、その時にハナさんがとった行動を振り返る。

「なぜ茄子ばっかり」などと怒っても意味はない

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