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年金を失わず65歳からも高収入を維持する“第三の働き方”

年金減額を避けるための定年後の働き方とは?

 働きながら受け取る在職老齢年金は、64歳までは「月給+厚生年金」の合計額が28万円を超えると、超過分の半額が年金から減額される。

 例えば、現在63歳でフルタイム働き、月の合計収入44万円(月給36万円+厚生年金8万円)のAさんは、超過分が16万円。減額幅はちょうど8万円で、年金がゼロになってしまう。同じ63歳でもパートで月収20万円のBさんは年金8万円に加え高年齢雇用継続基本給付金(65歳まで)3万円ももらえる。結果的には総収入は「36万円」と「31万円」で5万円しか違わない。

 ところが65歳になると状況が逆転することになる。Aさんが65歳以降も同じ月給を稼げば、厚生年金は1円も減額されず、そのうえに基礎年金(1階部分)の6万5000円の支給が始まり、額面50万5000円がそのまま総収入となる。逆に、Bさんは給付金がもらえなくなるため、今度は収入に大差がつくのだ。ここではBさんの収入は34万5000円となる。

 64歳まではパートタイムで働き、65歳以降にフルタイムで……という道を探るのは一つの手だが、その働き口がうまく見つかるとは限らない。この悩ましい問題には、実は有力な選択肢がある。

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