ライフ

職場の花見はハラスメントの温床か 被害者の怒りの声が続々

「職場の花見は特別な理由がない限りは強制参加で、花粉症がひどい私にとっては辛いイベント。鼻水はじゅるじゅるだし、くしゃみも出るし目はかゆくて、そっちに気を取られて、のんきにお酒を飲んでいる場合ではありません。例年、桜の開花情報なんかよりも、花粉の飛散量が気になります。今年も雨天中止になることをただただ祈っています」

 しかし、Bさんがイヤなのは花粉だけではない。

「寒さと生理が重なると、もう無理!ってなります。花見場所でのトイレ待ちの長蛇の列も萎えますし、一升瓶を持った知らないおじさんに『一緒に飲もうよ』みたいなナンパの対処もめんどくさい」

 一方で、男性だけが場所取りを命じられるという若手社員の悲鳴も聞こえてくる。専門商社に勤務する20代男性会社員・Cさんは言う。

「若手の男性社員は、半休を取って場所取りするのが会社の慣習。シートを敷いて、その上でぼんやりスマホを見たり、雑誌を読んだりするのですが、だんだん身体が冷えて、会が始まる頃にはすっかり体調が悪くなっています。

 サボろうとしたこともあるのですが、良い場所が取れないと、ベテラン女性社員から『男のクセにだらしない』『期待していたのに』など苦情も醜い。ある意味男性へのセクハラなんじゃないかと……。いい年したおっさんが女装してアイドルのヒットナンバーを歌って踊る謎の宴会芸もウンザリ。ちっとも慰労されず疲労がたまるだけなので、真剣に転職を考えています」

 複合的にハラスメントをはらんでいるこの問題。若者の職場花見離れも無理はない?

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。