家計

超低金利時代、普通預金でも「高金利」を享受するテクニック

普通預金でも「高金利」の恩恵にあずかるためには(写真:時事通信フォト)

普通預金でも「高金利」の恩恵にあずかるためには(写真:時事通信フォト)

 超低金利と超不安定相場の時代だからこそ輝きを増す「元本保証」という言葉。“どうせ雀の涙にしかならない”と思ってはいけない。リスクを極限まで抑えてお金を増やす手段はある。

 元本割れのリスクがないのが銀行預金だが、その金利は非常に低い。だが、銀行によっては普通預金でも「高金利」の恩恵にあずかることができる。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢氏が話す。

「楽天銀行の普通預金の金利は年0.02%で、メガバンクの20倍の金利がつきます。さらに楽天グループのサービスを組み合わせることによって金利が上乗せされる仕組みがあります」

 その口座で楽天のクレジットカードを作り、公共料金などの支払いを行なったり、楽天証券に口座を開設し、普通預金口座との連携をすれば、金利はメガバンクの100倍の最大年0.1%に上がる。実際に株取引をしなくても、連携サービスに無料で申し込むだけでいい。

「同様に、イオングループが運営するイオン銀行も金利の優遇が大きい。イオンのクレジットカードから公共料金などの引き落としや、イオン銀行の口座で投信や外貨預金への投資、年金の受け取りなどをしていると、金利は最大で0.15%。メガバンクの150倍にもなります」(同前)

 手元資金に余裕があるなら、ネット銀行の定期預金という考え方もある。

 現在、メガバンクの定期預金金利は年利0.01%。それに対し、オリックス銀行の定期預金『eダイレクトスーパー定期300』は、300万円以上を5年預け入れで年利0.3%を誇る。

※週刊ポスト2019年4月12日号

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