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【ドル円週間見通し】米中貿易交渉、合意期待で円売りも

・4月8日-12日週に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(欧)欧州中央銀行政策金利発表 10日(水)午後8時45分発表予定
・0.00%で現状維持の予想
 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は2018年ECB年次報告で、「中期的に域内の物価圧力の継続的な上昇を確実にするために、大幅な金融刺激策が引き続き必要不可欠となる」との見解を表明している。世界経済の減速懸念は消えていないことから、現行の金融政策を長期間維持する姿勢を再度表明する見込み。

○(米)3月消費者物価コア指数 10日(水)午後9時30分発表予定
・予想は、前年比+2.1%
 参考となる2月実績は前年比+2.1%。新車、処方薬の価格は低下したが、住居費は4カ月連続で前月比+0.3%の上昇を記録。3月については、複数の項目で物価下落が予想されるが、住居費の上昇が続くことから、コアの物価上昇率は2月実績と同水準となる可能性が高いとみられる。

○(中)3月貿易収支 12日(金)発表予定時刻は未定
・予想は+60億ドル
 参考となる2月実績は(ドルベース)、輸出は前年同月比-20.7%(1352億ドル)、輸入額は同-5.2%(1311億ドル)。1月の輸出は増加したが、2月はその反動で減少。米国との貿易摩擦が続いていることも影響しているようだ。3月については貿易摩擦が解消されていないことや、世界経済の減速などの影響で輸出は伸び悩み、ドルベースでの貿易黒字額は2月実績をやや上回る程度にとどまる見込み。

○(米)4月ミシガン大学消費者信頼感指数 12日(金)午後11時発表予定
・予想は、98.0
 同指数の3月確報値は98.4、1年先の期待インフレ率確報値は+2.5%だった。また、参考指標となる3月のCB消費者信頼感指数は前月から7.3ポイント低下していること、消費者の景況感は不安定な状態が続いていることから、4月の数字は3月実績をやや下回る可能性が高いと予想される。

○その他の主な経済指標の発表予定
・8日(月):(日)2月経常収支、(独)2月経常収支
・10日(水):(日)3月国内企業物価指数、(日)2月機械受注、(英)2月商品貿易収支
・11日(木):(中)3月消費者物価指数、(米)3月生産者物価指数
・12日(金):(欧)2月ユーロ圏鉱工業生産

【予想レンジ】
・110円50銭-113円00銭

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