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的外れ、熱烈すぎる… 私たちが転職サイトでもらった困ったオファー

 IT関連の仕事を十把一絡げにした、的外れなオファーも数多く届くという。

「希望はサービス企画の仕事としているにも関わらず、時折プログラマーやエンジニアなどの技術者関連のオファーが届きます。IT系の仕事といっても、多岐にわたり、同じエンジニアでも、システムやサーバー開発、アプリなのかウェブなのかでも大きく異なります。

 最近もデータ分析を行うデータサイエンティスト、マーケティング調査を行うリサーチャー、広告用バナーのデザイン制作デザイナーなど、まったくの門外漢の領域についてのメールが来ました。おそらくエージェント担当者自身がIT関連の仕事について理解できていないのだと思いますが……」

 広告関連の仕事に従事するBさん(30代・男性)も転職サービスに登録する一人。エージェントだけでなく、企業からもトンデモメールが届くことがあるという。

「まるでラブレターのような熱烈すぎるオファーをしてくる企業もあります。先日受け取ったのは、とあるベンチャー企業からのもの。『貴方様は我々が探し求めている人材と確信しました』という書き出しで、なぜ私のような人材が必要か、切々と綴られていました。評価されること自体は嬉しいのですが、路上で通りがかりの人から急に愛の告白をされるのと同じで、あまりにも熱量があると、ちょっと引いちゃいますね……。

 また離職率の高さで知られている、とある企業の人事からのメールには、事業を行ううえで人材が足りない内情が切々と書かれていました。どちらもお気持ち自体は嬉しかったのですが、返事はできませんでした」(Bさん)

 転職サイトを活用するエージェントや企業は、あの手この手を使って求職者の関心を引こうと躍起。ただ、日々数多くのオファーメールを受け取る求職者には、その気持ちがカラ回りしている実情もあるようだ。

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