投資

令和に入って軟調なマーケット 今後のドル円・日本株相場の行方は

 米中貿易摩擦に関して、トランプ大統領は「3~4週間で合意になるから心配はない」という発言もしており、大阪サミットまでにこの話が落ち着いてくると考えると、まずそれまでの期間はドル円も様子見気分の様相が強くなるのではないでしょうか。

 そして日本では7月21日に参議院選挙があります。自民党は景気動向を注視しており、輸出企業の多い日本にとって円高は不利益になることがわかっているので、むやみな円高には歯止めをかけてくると思います。

 選挙前の日本株の大幅下落は避けたいところでしょうし、日銀も淡々とETF(上場投資信託)の買い入れを行なって下支えしたりしているところを見ると、すぐに大崩れするという雰囲気はなさそうです。

 ドル円について、チャートでは112円を天井に二番天井をつけてネックラインを割れてきていますが、先にご説明したようにいったん下攻めはやり切ったと考えているため、ゆっくりロングポジションを作るタイミングに入りつつある状況と捉えています。もちろん相場なので下落する可能性もありますが、そこは私が常々お話ししている「資金管理の徹底」をしていれば心配するほどではないでしょう。

【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/

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