キャリア

母子家庭で育った貧困女子大生・ホノカのアルバイト事情

「5月は新規が4人、定期が6回で合計17万円くらいのお小遣いがをいただけました。ディナーのあと『2軒目も行こう』と誘われることもあるのですが、そのときは別途1万円をいただいています。でも、実家が遠くて終電が気になるし、お母さんのためにも早く帰ってあげたいから2軒目はあまり嬉しくないですね。

 新規の方で2軒目を誘われたとき、『終電がなくなっちゃうからタクシー代ほしいな』って言うと、タクシー料金を厳密に調べる人がいて……。もうその場で帰りました。新しい人は気を遣わないといけないし疲れちゃうし、育てないといけないですからね。しばらくは今の5人でいいかな。でも、今のペースなら大学卒業までに目標額の200万円を貯められるかも」

 若い女性がパパ活をすることに対して批判的な声も少なくないが、ホノカさんは「母子家庭だと大学進学のためには奨学金に頼らざるを得なくなるし、将来はその返済も必要になる。家庭環境で格差が固定しやすいことを知ってほしい」と打ち明ける。将来は「大学に残って研究したり、博物館の学芸員になりたい」と笑顔で夢を語ってくれたが、その夢は叶うのだろうか。

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