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芸能人・著名人の相続・終活
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夫に相続しなかった樹木希林さん、友人に相続した加藤治子さん

樹木希林さんの相続はプロもさすがと唸るものだった

樹木希林さんの相続はプロもさすがと唸るものだった

 複雑な相続のルール。その上、遺産をめぐって家族が仲違いする「争続」も少なくない。そんな中、家族や周囲の人たちと協力し、揉めない相続を実現した有名人の相続秘話を紹介する。

 相続はややこしくて難しい。それゆえ素人には判断が難しいが、「さすが」という相続を見せたのが、昨年9月に亡くなった女優の樹木希林さん(享年75)だ。

 樹木さんは若い頃から不動産に興味があり、20代前半で東京・大田区に戸建てを購入したことを機に不動産を買い進め、本誌・女性セブンが把握する限りでも都内に総額10億円はくだらない物件を所有していた。

 それほどの資産があれば、死後に相続トラブルが起こりそうなものだが、彼女の準備は万全だった。

「希林さんの死後、不動産は長女の内田也哉子さん(43才)と娘婿の本木雅弘さん(53才)、孫の伽羅さん(19才)などに速やかに名義変更されました。しかも伽羅さん名義のマンションは希林さんが亡くなる前に手続きされていました。これらは、希林さんが生前に入念な話し合いを行い、計画的に相続先を決めていたことの表れです」(内田家の知人)

 なかでも専門家が唸るのは、今年3月に樹木さんの後を追うように亡くなった夫の内田裕也さん(享年79)名義の物件を1つも残さなかったことだ。

「もし裕也さんが相続したら、裕也さんの死後、子供らに多額の相続税がかかることを心配したのでしょう。希林さんの先見の明には驚くばかりです」(前出・内田家の知人)

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