投資

【ドル円週間見通し】リセッション懸念や貿易摩擦でドル弱含み

【FOMC議事要旨】(8月21日公表予定)
 8月21日に7月30-31日開催のFOMC議事要旨が公表される。市場コンセンサスは25bpの政策金利引き下げだが、今後の利下げペースが示唆されればドル売り要因となりそうだ。

【ジャクソンホール年次シンポジウム】(8月22-24日開催)
 米ワイオミング州ジャクソンホールで開催されるカンザスシティー連銀主催の年次経済シンポジウム。今年のテーマは「金融政策における課題」。パウエルFRB議長は23日に講演を予定している。経済見通しや金融政策に関する発言は売買材料になる。

・8月19日-23日に発表予定の主要経済指標の見通しについては以下の通り。

○(米)7月中古住宅販売件数 21日(水)午後11時発表予定
・予想は538万件
 参考となる6月実績は527万戸で市場予想を下回った。だだし、販売価格の中央値は前年比で上昇しており、中古住宅市況は特に悪化していないとみられる。7月については、中古物件の供給がやや増えると予想されており、販売件数は6月実績をやや上回る見込み。

○(欧)8月マークイットユーロ圏製造業PMI 22日(木)午後5時発表予定
・予想は46.5
 参考となる7月実績は46.5。ドイツ製造業の業況悪化などによって指数の低下が続いている。8月についてはドイツとフランスの製造業の業況は改善していないことから、製造業PMIの改善は期待できない。

○(米)8月マークイット製造業PMI 22日(木)午後10時45分発表予定
・予想は50.5
 参考となる7月実績は50.4で2009年7月以来の低水準。8月については、米中貿易摩擦や世界的な需要低迷などの影響が続いていることから7月実績と同水準かわずかな改善にとどまる見込み。

○(日)7月全国消費者物価コア指数 23日(金)午前8時30分発表予定
・予想は前年比+0.6%
 参考となる6月実績は前年比+0.6%。電気・ガス料金の伸び率が鈍化していることなどから全体の物価上昇は抑制された。8月についてはエネルギー価格に大きな変動は生じていないことから、全体の物価上昇率は6月並みの水準となる可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・8月19日(月):(日)7月貿易収支
・8月21日(水):(米)連邦公開市場委員会議事要旨公表
・8月22日(木):(米)7月景気先行指数、(欧)8月マークイットユーロ圏総合PMI、(独)8月マークイット製造業PMI、
・8月23日(金):(米)7月新築住宅販売件数

【予想レンジ】
・104円50銭-107円50銭

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