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火災保険の見直しポイント 水災・風災・家財・個人賠償も確認を

 マンションの高層階なら水災の補償は不要だが、地震や漏水で家具が被害を受けることは多い。

「家財保険に入っておくことをおすすめします。生活必需品であれば歯ブラシ1本まで補償されるため、5人家族なら受け取れる保険金は約1500万円。“貴金属など30万円以上のぜいたく品”は1事故合計で100万円までしか補償されませんが、腕時計は生活必需品に分類されるため、100万円以上の高級品でも一般の家財として補償されることがあります」(保険アドバイザー)

 必要な保険を見極めて活用すれば、「火事太り」もあり得るかもしれない。ただし、賃貸の集合住宅に住んでいる場合は、他人の家財にも気を配る必要がある。

「例えば、本来は不可抗力の台風でも、メンテナンスが不充分だったために屋根瓦が飛ばされて、他人のものを損傷してしまうこともあります。個人賠償の特約をつけておけば、過失があった場合も補償される。賃貸の場合、建物自体の賠償責任は住宅のオーナーにありますが、家財は居住者の責任になるのです」(松島さん)

 示談交渉つきのものを選べばより安心度が高い。以上の4つに加えて、破損の特約をつけるとさらに安心だ。異常気象による給湯器の破損などにも対応できる。

「ただし、地震が原因の火災は、火災保険ではカバーできず、地震保険に加入しておく必要があります。東日本大震災以降、補償が狭まった保険も多い。車両保険は、特約をつけないと地震による損害が補償されなくなっています。それも“全損”でなければ補償されず、上限は50万円になりました」(保険アドバイザー)

※女性セブン2019年10月17日号

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