キャリア

親が教師だった子供たちが感じた「他の家庭との違い」

休日の家族サービスはほとんどなかった

 小学校の教頭まで勤め上げた父を持つのは、30代の男性会社員・Bさんだ。

「学校行事に詳しいので、遠足の準備や必要なものを、手厚く教えてくれたのは助かりました。また、部活など休日行事も少なくないうえ、普段忙しく子供の相手ばかりしている反動なのか、休日の家族サービスはほとんどゼロでした」(Bさん)

 学生の頃は、忙しかった父親への反発から、教員の道を選ばなかったBさん。しかし社会人となった今は、当時の判断を悔やんでいる面もあると明かす。

「社会人生活を積んだからこそ、子供と真剣に向き合って、成長を見守る小学校教師の仕事の魅力が分かるようになりました。一般企業を経験した上で、教育現場に戻る人も増えていると聞きます。教師しかしていない人とはまた少し違った視点で、生徒に接することができたかもしれないと考えると、教職免許は取っておくべきだったなと後悔しています」(Bさん)

 なんだかんだいいつつ、子供は親の背中を見て社会人になっていることに変わりはない、ということかもしれない。

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