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結婚式に会社の同僚を呼びたくない派vs呼びたい派、それぞれの体験談

結婚式に同僚を呼ぶべきか、呼ばざるべきか

結婚式に同僚を呼ぶべきか、呼ばざるべきか

 人生において、大事なイベントの一つである結婚式。挙式しない人も増えているというが、挙げる人にとって問題になるのが、披露宴に誰を呼ぶか。とりわけ職場の人間関係はややこしい。披露宴に会社の人を呼びたくない派、呼びたい派、それぞれの理由と実体験を聞いてみた。

 昨年、結婚式を挙げたのはIT企業に勤める30代の女性・Aさん。披露宴に会社の人を呼ぶのは「絶対に嫌だった」と振り返る。

「やたらとプライベートに干渉してくるアットホームな社風でしたが、私はそれが面倒くさく、会社ではプライベートな側面を見せずにいました。呼べる人数が限られている中で、上司、先輩、同僚を“選抜”すると、今後の人間関係にも影響が出そう。会社の人を誰も呼ばずに済ませる方法を考えた結果、ハワイでの結婚式に行き着きました」(Aさん)

 Aさんは親族や友人を30名ほど招待し、総額300万円をかけてオアフ島で式を挙げた。

「旅行するかのように式を挙げ、現地でのんびりとすることが出来ました。会社関係の人を呼んでいたら、各所へ配慮なくてはならず、式中も気が休まらなかったことを考えると、大正解。『親族のみで海外で済ませた』と伝えることで、呼ばなかった理由も納得してもらいやすかったです」(Aさん)

 ただし、後悔することもあると明かす。

「国内で挙げていれば、一定人数の参加が見込めます。そうすると、挙式にかかった費用をご祝儀や参加費で少しは“回収”できる可能性がありました。ハワイ挙式にあたっては実家の両親にお金を借りつつ、持ち出しで数百万円の支出があったので、肝心の新婚生活用の資金が足りないです……」(Aさん)

 結婚式に会社の同僚を「呼ばざるを得なかった」というのは、総合商社で働く30代の男性・Bさんだ。職場恋愛での結婚だったため、式の参列者の約半数が会社の関係者だった。

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