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他社では通じない「社内スラング」、体育会系やアニメ由来のものも

 30代の男性・Cさんが働く大手インフラ企業では、アニメやゲーム由来の社内用語が多数存在するという。

「若手が残業するなかで、一緒に残って働いている30代後半の先輩社員がいました。彼が10年以上前に生み出した言葉が、組織内に定着しています。先輩は、仕事をアニメ『ドラゴンボール』になぞらえることが多く、本来とは異なる承認ルートで、上司の決裁を取ることはパワーアップ技である『界王拳』。『残業で終電を逃す』ことは、滅びゆくナメック星からの脱出に失敗した(かのように見えた)悟空になぞらえ、『ナメックする』と呼んでいました」(Cさん)

 ただ、仲間内で当たり前に使っていた言葉でも、外で使うと失礼にあたるケースは少なくない。転職後に思い知ったのは、IT企業勤務の20代の女性・Dさんだ。

「新卒入社した会社では、メールやビジネスチャット上でメッセージを送ることを『投げる』と呼んでいました。次の職場でも当たり前に使っていたところ、他人様に言葉を『投げる』のは無礼だと注意されました。知らず知らずのうちに無作法な言葉遣いが染み付いていたことが怖かったです」(Dさん)

 社内スラングを使うのは仲間内だけにしておくのが賢明なようだ。

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